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なぜアトピーや痛みに効くの?

どうしてエミューオイルはアトピーや痛みに効くのでしょうか?

現在も各研究施設で研究中ですが、成分や臨床実験結果から推察されている理由のひとつは、エミューオイルの脂肪酸組成が人間の皮脂成分と非常に近い成分構成・含有量であるため、人体との相性が良く、浸透性が高まって無理なく自然に体内に浸透し、足りなくなった成分をバランスよく迅速に補填する、と考えられています。

皮脂成分と近いため、保湿にも優れています。保湿や脂肪酸構成については「肌の乾燥」、詳しい効果については「エミューオイルの効果」をご参照ください。

もうひとつ、現在も研究がすすめられている下記見解をご紹介します。

善玉プロスタグランジン生成の原料になり、腫れや痛みを軽減する

プロスタグランジンは、数種類の脂肪酸から体内に作り出される、血圧の降下・上昇、血管の拡張・収縮、炎症の調整などに関わるホルモン様物質です。
プロスタグランジンには、痛みを引き起こさせる働き、血管を拡げ血流を良くする働き、発熱を促す働きなどがあります。

一言でプロスタグランジンと言っても、そのグループは大別して3種に分けられます。(さらに各々9種に細分されます)

①グループ1(PG1):善玉PG
体内の熱産生を促し、腎臓の機能を高めて水と塩分の排泄量を増やし、 血管内に血塊が作られるのを防いだりする作用を持つ。 さらに、高い消炎作用を有する。また、アナボリック(蛋白質同化:筋肉増強)作用があるともいわれている。

② グループ2(PG2):悪玉PG グループ
1と相反する作用を持ち、タンパク質を分解してエネルギーを作り出し、血管内に血塊を作ったり、塩分や水分の滞留を起こさせたりする。炎症や腫瘍などを引き起こす原因となる物質。他の2つのPGに対し、拮抗するかたちでバランスをとるために相反するマイナス作用の特性を有している。

③ グループ3(PG3):善玉PG グループ2(PG2)の悪性PGの合成を抑制する作用を持つ。

エミューオイルが非常にバランスよく、豊富に有している各種脂肪酸が体内で変性し、善玉プロスタグランジン生成の原料となり、悪性プロスタグランジンを抑制することによって抗炎症作用(腫れや痛みの軽減)を起こすと考えられています。

これらの理論・メカニズムをベースにした臨床・研究が現在も進行中です。